金1,900ドル再突破

国際金価格が1,900ドルの大台を突破(KITCO グラフ 赤線)。

 

 

KITCOグラフ

ドル金利下落、そして ドル安(ドルインデックス、再び90割れ)が直接のキッカケ。
金価格の上げ方が昨年と異なる。ロケットみたいに爆上げした昨年と対照的に徐々に価格水準をジックリ切り上げる展開。
このほうが長期的には長持ちする力強い上げ方だ。
昨年、コロナ勃発後、金高騰。その後、急落。
そして、コロナからの回復過程で金再び高騰。歴史の教科書に残るような事例だ。
基本的には今年は依然インフレ懸念。


昨日は、クラリダFRB副議長やサンフランシスコ連銀のデイリー総裁が相次いで、金融超緩和継続を語り、テーパリング観測を封印した。
債券市場では米国2年債入札が好調で、金利は低下。
米国債は、腐っても鯛、と言うと言い過ぎ(笑)
だが、圧倒的な市場規模・市場流動性で、常に買い手はある。
なお、ドル安だが、ドル円では円安ドル高傾向。
しかし、世界的にはユーロ、人民元、カナダドルに対して米ドルが安い。
EU、中国、カナダは、ワクチン接種進行中で、経済回復が見込まれ、その国の通貨も買われ、対して、ドルが売られている。
これが世界の外為市場の実相。そのなかで、ワクチン接種出遅れの円は、置いてきぼり。
ドル円の通貨ペアは人気薄で取引量も少ない。日本株も円も、置いてきぼり状態で、日本人として情けない。


とはいえ、日本でもワクチン接種が進めば、経済の活力も徐々に戻ると確信している。
というのは、筆者自身がワクチン接種予約決めただけで、今年の夏休みは在宅か、と諦めていたのに、急に、ワクチン接種後は北海道でウニだゴルフだと騒ぎだす始末(笑)
人間の心理なんて、こんなもんだね。
今、多くの米国人が、まさにこの心境で盛り上がっている。夏休みの航空機予約も活発。
まだまだ、インド変異種という強敵が控えるが、消費者の心理状態が好転することは必定。
ということを、自ら確認した次第。


話は現在の現実に戻り、非常事態宣言で、居酒屋さんの経営が大変とのこと。
酒を飲まない筆者は、日本国民1か月禁酒!と相変わらず主張して炎上している。