テレビ出演でワクチン議論も

14日の日経プラス9に出演したときに、ワクチン問題についてもコメントを求められた。
ワクチン接種に関して、さまざまな問題が添付写真グラフのように、噴出している。
 

 

テレビ出演1

これらは、殆ど、米国でも生じた問題だ。ワクチン予約がつながらない。不公平な接種事例などなど。
国と地方自治体(州)との見解の相違も頻繁に問題化している。
しかし、日本と決定的に異なるのは、米国は対コロナの「戦時」状態との基本認識に基づき、トップダウンの力づくで、接種を進めていること。
対して、日本は縦割りの組織で、根回しに手間取る。
医療制度も、日本は住宅街のどこでも診療所があり、平時の医療体制は良いのだが、有事になると、公立病院頼みの脆弱性も明らかになった。
とはいえ、時間はかかるが、日本のワクチン接種も遅まきながら徐々に進行してゆくと思う。
但し、東京五輪には間に合わない。
変異種リスクは深刻だ。
インドからの入国者で、「隔離逃れ」の事例が300人ほどあったようだが、筆者にしてみれば、水際の甘さとしかいいようがない。
日本は性善説に基づくが、外国では「規則は破られるためにある」如き発想が普通である。


日本のワクチン接種の遅れは、そのまま、日本株と米国株の差のようになって顕在化している。

 

テレビ出演2

なお、今日のNHK昼のニュースで「金先物6,500円超え」と報道。
「国内の感染不安で安全資産の金が買われた」という説明は、しっくりこないね。
NYドル建て国際金価格がインフレ傾向のなかで上昇、同時に円安が進行した結果ゆえ。


NHKニュースURL

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210517/k10013035111000.html?utm_int=news-new_contents_latest_003