コロナと金

「世界にとって良い事であるのは言うまでもないが、金価格にとってのリスクは、コロナワクチンが普及して経済活動が人々の期待以上に勢いづくことだ」
これは、筆者が日経年頭見通しで述べたことだ。
今が、まさに、その時であろう。


米国のワクチン接種は、16歳以上まで拡大中だ(日本人としては羨ましい)。ファウチ氏は「映画館でマスク無しで見れるような状況が、今秋までには、現実になるかも」と述べている。あのコロナ第一人者が言うことゆえ説得力ある。とはいえ、今週開幕したメジャーリーグ野球で、テキサス州では、人数制限なしに観客入れて、マスク無しがかなり見られる、ということになると、かなり心配でもある。(それにしても大谷クンの大ホームランと快投は素晴らしい!)


とにかく、このような状況で、NY市場では金が1730ドル近くまで戻したが、頭は重い。筆者は、そろそろ底値圏でいいところと見ているのだが、コロナ情勢が相変わらず読み切れず、というところ。

 

というわけで、ここのところ「アルケゴス専門家」(笑)みたいな感じで活動中。
「世界の金融大手が巨額損失、野村HD,問われるリスク管理」
(時事通信)↓
https://www.jiji.com/sp/article?k=2021040200948&g=eco

 

それにしても、この複雑な問題をテレビで5分で話せ、と言われても、一般視聴者向けとなると、専門用語も使えず、平易に説明するのは至難の技。苦心しているところ。