国際金価格再び1700ドル割れ

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国際金価格(KITCO グラフ、緑線)が1680ドル台まで急落した。


昨日の理由は、ドル長期金利高(1.78%)、金利差によるドル高の二つに尽きる。換金売りがキッカケとなり、ドル高・ドル金利高で1700ドルを下抜けたという感じだ。但し、中国インドなどの現物需要も高まっているので、下げの歯止め役になる。
中期的には依然、底値圏。


ドル金利高の要因は、米国経済が接種効果で盛り上がっていること。NY州では30歳まで接種可能。バイデン大統領は4月末までに全成人接種可能と発表。いよいよ現役組も接種で経済本格復帰の期待が高まり、資金需要も旺盛になり、金利が上昇しているわけだ。ここまでは健全な金利高ゆえ、金には逆風となる。


さて、野村などの巨額損失を私が説明した産経新聞記事。
https://www.sankei.com/smp/economy/news/210330/ecn2103300033-s1.html


それから、英文日経に、英語で同事件の概要をまとめた。英語の勉強したい人のために(笑)
https://asia.nikkei.com/Spotlight/Comment/Archegos-Capital-s-charismatic-Bill-Hwang-unsettles-NY-bourse