国際金価格が1,270-1,300のレンジで膠着していたが、やっと上放れた。
レンジを脱すると、乱高下を繰り返すようになる。
昨日5日もNY時間で一時1,340ドル台まで急騰したが、すかさず売られ1,320ドル台まで急落した。

 

kitcoグラフ

1,350ドルの壁は厚いが、基本的には上昇トレンドに入っている。
最大の理由は、昨日本欄でも詳説した、パウエルFRBの利下げ容認だ。
米中貿易戦争が世界経済減速を誘発するリスクを遂にFRBも無視できなくなった。
昨年は利上げの年で、実際に利上げが4回実施された。
金利を生まない金に利上げは天敵なので、金は下げの年になった。
しかるに、今年は、利下げの年になった。これは金には強い追い風だ。
足元でドル金利は急降下しているので、金も上げで反応している。
とはいえ、昨年から上がっても1,350ドル近傍で頭を叩かれてきた。
今回とて例外ではない。
果たして1,350ドルの壁をブレークできるか。
米利下げに、北朝鮮、中国、中東関連の地政学的リスクが同時進行すれば、ブレークされるだろう。
野球に例えれば、5回表攻撃中で、点を加え、リードしている、といえようか。
大谷選手の如く、三振も多いが、ホームランも期待できる相場だ。
大谷選手は左投手が苦手だが、金は金利が苦手(笑)
なお、足元では、株も金も急騰してきた。


本欄でも書いてきたが、株が上がれば、投資家にも心の余裕が出来て、金でも買ってみようか、という気になるもの。
株が下がれば、投資家の心も委縮する。
理屈では株が上がれば金が下がって、ヘッジ効果とされるが、それは教科書の上での話。
リスク分散の視点でいえば、金は株と逆相関というより、金は独立した独自のリスクで動いているので、リスク分散効果があるのだ。
金のリスクは他の資産がどう動けど、我が道を行き独立していることが重要。
なお、ロシア中央銀行総裁が、ロシアの外貨準備が4,900億ドルあるが、その通貨別内訳は、ドルを46%から23%へ減らしたことを明らかにした。
対して、ユーロを22%から32%へ、人民元を3%から14%に増やしたとのこと。
更に、金や日本円も%は明かさなかったが、増やしたとしている。
金についてはIMFへの報告で既に2,000トンの大台を超えている。
公的金購入でロシアは中国と並び、もっとも目立つ国だ。
そのロシア・プーチン大統領を習近平国家主席が訪問中だ。対トランプで一致して、同床異夢ながら協調路線を強める。
 

そして、今日の写真は、ミッドタウン虎屋の季節の生菓子。「若葉のかおり」私の好きな道明寺作り。