今朝、国際金価格1750の壁、再挑戦中
先週金曜から週明け月曜朝にかけて、金スポット価格が1730ドル台から1750ドルまでほぼ一直線に急騰。心理的節目でもあり、壁ともなっている価格水準だ。これまで3回ほどトライしてきたが、上に抜けても直ぐ売られ、相場の壁になっている。今回、本格的に上抜けるか。
マーケットのテーマは「米国感染者数急増」。
週末も、フロリダ州で88%増(検査数増39%)、オクラホマ州94%増(検査数増45%)、テキサス州77%増(検査数増77%)などの数字が話題となった。
いっぽう、トランプ大統領は、本格支援者集会でマスク無しの支援者たちに向け「感染者が増えている。検査数を減らせ!」と無茶ぶりで飛散させつつ叫ぶ。
こういう光景をみせつけられると、市場はいよいよ「第二波警戒モード」へ突入する。
金急騰は、この不安感を映す現象。
今週の米国感染者数動向に注目。特に東海岸、NYなどで増えてくると、NY市場は一気に反応を強めるだろう。
そして、これは日本人にとっても他人事ではない。
県をまたぐ移動緩和後、初の週末。人出が凄かったね。
巣篭るのも皆一緒、外に出るのも皆一緒。
渋谷の歯医者に行ったら、これまで自粛時の渋谷と景色が変わっていた。久しぶりに人の波に接した。高速も週末渋滞。個人的な感覚だけど、2週間後に感染者数が東京で100人超えになるだろうね。
自宅近くのJR駅周辺を早朝に散歩したら、終夜営業のカラオケ・スナック数軒から叫び声に近い歌声が漏れ聞こえてきた。カラオケに対する愛着は根強いと実感。
そして、裏磐梯の高原にも行った。ここは空気爽やかで人もまばらの別世界。そういう三密とは無縁の環境でもマスク着用の人たちもいて、米国のトランプ集会と対照的。国民性の違いだね。
写真は、池に映った「逆安達太良山」。池の水面に浮遊物も波も全くないときに見られる珍しい現象。