株価高値更新、金も歴史的高値圏
投資とは無縁の世界にいる人たちから見れば違和感があると思います。
米株価、特にハイテク主体のナスダックは最高値更新。SP500株価指数も、年初水準から見てプラス圏に。日米とも2020年株価グラフは見事なV字型を描いています。
コロナに加え、米国では抗議デモ・略奪・警官暴力行為が国を揺るがし、大統領選挙の帰趨も左右しかねない状況なのに、株価は我関せずとばかりに飛ばしまくっています。
コロナで大ピンチの中小企業・職種から見れば、別世界ですよね。
しかも、株が上がれば下がるはずの金も紆余曲折を経て1700ドルが定着しつつあります。歴史的高値圏といえます。しかも、世界経済大波乱で円高が98円にまで進行しても不思議はないのに、108円にとどまっています。この円安傾向により円建て金価格も上昇を続けています。
民間企業の多くがとにかく今後に備え現金を確保するという非常事態が続くなかで、株や金で大儲けの人たちもいるわけです。
こういう格差が生じると、米国大統領も、富裕層・法人に増税して、中間層を厚く支援するというバイデン氏が有利になりますね。実際、支持率が12ポイント以上開いた世論調査も出ています。バイデン大統領の現実味が強まってきました。バイデン=株安=金高の展開が予想されます。もちろん、これは現段階の話。選挙ばかりはプロ予測大外しの歴史がありますから、まだまだ、これからでしょう。
さて、コロナと全米デモでも株高という違和感に話を戻します。
結局、ウオール・ストリートは株高に沸き、メイン・ストリート(英語で一般国民層)には失業者とデモ参加者が溢れ、誰が見ても違和感があります。このような非常事態に、株や金で儲けるとは、けしからん、という国民感情が高まっても不思議ではないと思います。
そこで、同じ株投資するのでも、環境問題に配慮する企業や、社会的に責任ある行動をとる企業、そして、企業内の統制がとれている企業などを選んで投資するESGの出番だと思うのです。要は投資の質の面を重視する流れです。
例えば、今後は経営陣に黒人や女性がいない企業には投資しない、という行動もあり得ると思います。対してコロナ対策に貢献した企業は特に評価されてしかるべきでしょう。コロナ系事業が必ずしも利益を生み出すとは限りません。それでもあえて企業内資源をコロナ対策に厚く配分した企業には頑張ってほしい、という意味で投資家が支援する発想も今後顕在化してゆくでしょう。
さて、今日の写真は、抹茶パフェ。
このファミレスの抹茶アイスクリームは濃くて旨い。白玉、小豆なども入って、色々楽しめます。これは「ミニ・パフェ」だけれどボリュームは十分。レギュラーサイズの抹茶パフェはでかいよ(笑)