NY市場でコロナ・バブル発生
最悪の雇用統計など、実体経済が悪化の一途を辿るなかで、米国株が上がっています。特にナスダックに上場されているハイテク・通信銘柄の上げが目立ちます。米国民が感じている経済の苦境と、高騰する株価の温度差が顕著です。
米国中小企業向け救済融資マネーが、本来の企業活動に使われず、ナスダックに流入している事例もあります。バブルっぽいですね。
FRBの社債購入も未だ始まっていないのに、期待感で株が買われています。
昨日はクオモNY州知事が、定例記者会見で部分的経済再開を語り、その直後にダウの下げ幅が急速に縮小する局面もありました。クオモさん、今や、株価を動かす人物になりましたね。
ロックダウンで抑えられていた投資マネーが、堪えきれず、先走り気味に噴出しています。
そのような市場環境の中で、金は1700ドル台近辺で、膠着してきました。かなり高値圏で一休止です。
世界的に経済再開モードですが、まだまだ危うい。
世界中にばらまかれたコロナウイルスは至るところに沈殿して、なにかの拍子に飛散するでしょう。
コロナとは長期戦になりますから、コロナ相場も、野球でいえば、まだ4回裏程度でしょうか。