外出自粛となり、必然的に、自室にこもり、投資ネット画面に向かう「にわか投資家」が増えている。
金についても同様で、新聞の見出しで「金高騰」と知り、慌てて筆者のところに連絡してくる。
「まだ上がるのでしょうか」「誰が買っているのですか」
金に関しての知見は無い「にわか」金投資家たちだ。


日本人の特性として、やたらに理屈っぽい傾向がある。
ドル・株の相関だの、実質金利だの、「にわか」なのに日経新聞コメントのごとき質問を連発してくる。
しかし、今の異常なコロナ相場に「過去の市況の法則」は通用しない。
理屈で割り切れる相場ではない。


そもそも、金とは長期に保有してこそ真の価値がある。
それを、「一攫千金」の夢にとりつかれ、外出自粛で持て余す時間を使いネット画面に見入る。
自分だけは、なんとかうまく立ち回って、金で一儲け、の本音が伝わってくる。
「プロなのだから、裏技を教えてくれ」
そんな甘いものではない、と言い放つと、「友達甲斐がない」などとすねてくる。
いやはや、外出自粛初日から、この様では、これから3か月(と私は覚悟している)が思いやられる。
人間の性とは、罪作りなものよ。


まぁ、かくいう私も「悟りの境地」などには遥かに及ばぬ俗人ゆえ、煩悩だらけで、偉そうなことは言えないが(笑)
少なくともフェイスブックはやっていないので、その分、知り合いからの質問攻撃から遮断されているのかもしれない。
ツイッター@jefftoshimaはフォロワーが2万8千人いるが、こちらがフォローしている相手はゼロ。
つぶやきっぱなしで、書き込みも読まない。情報を伝えるだけの一方通行だ。
それでも、ネット経由のアクセスは激増中である。


インスタも面白半分で趣味の世界として itsuotoshima を立ち上げた。
こちらには、全く別世界がある。まだ手探りだが、好奇心でやっている。
なお、金についてだが、話を難しくしないと仕事がなくなる人たちもいて、エクセルシートをみながら、現場など全く知らず、あれこれ言ってくる。
So what?だから、どうなんだよ。これが私の反応だ。
金市場は大きな流れを把握しておけばよい。