日米貿易協議はペナルティーボックス入り。アイスホッケーでペナルティー取られた選手が暫時入るところ。米中、米欧が丁々発止やり合う間、トランプ大統領は令和初の国賓として来日。更に6月大阪でG20の合間に習近平主席と会談予定。G20本会議より会場外の米中トップ会議がメインイベントになりそう。

そして、アメリカのママたちを貿易戦争が直撃。25%追加関税発動後、出荷された中国製ベビー用品が、そろそろ米国着。部品製工程と組み立て工程が国境またぎ、サプライチェーンが、あみだくじみたいに複雑化している、他国製品や自国製品で代替が難しい。

ヘッジファンドの動き。
「大阪G20で米中手打ちとなり株が急騰すれば、そこを売ろうと思う」ヘッジファンドの発言が印象的。手打ちといっても、お互い譲れないところは譲れない。米大統領選が近づけば、再び、米中貿易戦争が再噴火するだろう。長期的に落としどころ模索が続く。

そして、NY株式市場が楽観的な理由。米中関税合戦は、米国消費者・有権者の反発買い次期大統領選挙に悪影響。そこで、対中から矛先を日本に向け農産物関税引き下げ、日本車輸入数量規制となれば、痛みは日本人に転嫁できる。トランプ大統領の頭の中は大統領選挙再選しかない。NY市場は痛まないが日本市場は喜べない。