トランプ政権が、対イラン政策強硬化に動きました。
イラン革命防衛隊を「外国テロ組織」に認定したのです。
この革命防衛隊というのは、単なる国家軍事集団ではありません。石油生産などイラン経済GDPの2割を占めるといわれるほど、経済分野を支配しているのです。災害が起きると、先んじて救出作業に参加して、国民向けのジェスチャーを見せます。
今回の決定で、米国の企業は革命防衛隊との取引を全て禁じられます。第三国の企業でも、取引すれば経済制裁を受けることになるでしょう。
イランの急所を突く動きなのです。
イランの強硬派は激しく反発して、イラン核武装、独自の核開発路線を採る可能性があります。
これは、昨日本欄に再録した日経マネー新年号原稿の最後に書いた要注意地政学的シナリオでもあります。
ときあたかも、イスラエル総選挙の結果が今朝判明。ネタニヤフ首相率いる右派が勝利・続投となりそうです。既にトランプ政権の支持を背景にイランへの強硬姿勢を強めるでしょう。
もし、イランが核開発に動けば、対抗上、サウジも問題児ムハンマド皇太子が独自の核開発を開始する可能性があります。
ホルムズ海峡も一気に緊張。
これは、原油も金も同時に急騰するシナリオとなるでしょう。
要経過観察です。
さて、今日の写真は、相変わらず(笑)、スキー場でオムハヤシ・ライスとゴルフ場の桃の花満開。週末、午前中はスキー、午後はゴルフ場で花見ゴルフと倍楽しめるのも4月の異常気候ゆえ、でしょうかね~~近年稀に見る素晴らしい4月を満喫しております~~