今週は、ブエノスアイレスで予定されている米中トップ会談と、NYエコノミッククラブでのパウエル講演の二つが最大の注目材料。それまでは様子見。
トランプ対習近平の舌戦に関しては、「取引を有利に導くための方策」と市場は楽観視している。米中共倒れは、お互いに避けたい。とはいえ、具体的な妥協点となると、市場でも「分からない」のひとこと。結局、長期戦になるとの読みで、米中貿易戦争という要因が陳腐化する可能性もある。「オオカミ少年」的な成り行きかな。
相対的に、パウエル講演のほうがマーケットには重要だ。タカ派的と見られるパウエル氏だが、クラリダ副議長はややハト派的トーンで語っている。米株大変動、ブレグジット危うし、中国経済減速など様々なリスクが同時進行するなかで、本当に12月利上げできるのか。来年の利上げは?市場はパウエル氏発言の行間を読み取ることになろう。
金価格はドル高継続で続落中。1210ドル台視野。ドルインデックス97台で高止まり。
今日の写真は、濃いマンゴプリンと珍しいライチプリン。ホンモノの味だった。