今日は為替と株の話。
113円台に円安進行。
今、114円を超える円安になると、「警戒水域」入り。日米本格通商交渉がこれから始まる時に、円安が進行すると、「為替条項」をちらつかせる格好の口実になりかねない。トランプ大統領の牽制ツイートもありうる。
日本株が円安を歓迎して、日経平均24000円台まで上昇。
日本では「外国人日本株買いヒートアップ」の如き報道が目立つが、欧米市場で日本株は殆ど話題になっていない。
例えば、FTが米国株と米国を除く世界株価のバリュエーションを比較して、割高の米国株から割安の他国株へのローテーション顕在化の記事を載せた。そこでは、まず、欧州株、次に、新興国株が受け皿とされるが、日本株への言及はない。
日本株はアジア株の範疇に入れられることもあるし、アジア(除く日本)という括りで別扱いされることもある。まだまだ、外国人にとって日本株はエキゾチックな投資対象だ。
試みに、経常的にSNSで繋がっているファンドたちに、最近、日本株を買ったか聞いてみたが、答えはゼロだった。日本株が話題になっているか、と尋ねても、答えはノーであった。かなり温度差がある。
実態は、一部のCTA(コモディティー・トレーディング・アドバイザイー)たちが、これまでの日本株売りポジションを買い戻した、ということだ。
超短期筋の空中戦ゆえ、所詮はゼロサムゲームだ。外国人買いを黒船襲来のごとく囃し、日本人個人投資家が、出遅れまいと買い急ぐのは危険である。
今後の外国人買いの展開シナリオとしては、中期運用のマクロ系ヘッジファンドによる日本株買いに期待したい。彼らは、企業業績を丁寧に調べあげ、じっくり買ってくる。納得すれば、日経平均23000円でも24000円でも、日本株のアロケーションを増やす。
日本株アンダーウエイトからニュートラル程度に引き上げることは十分に考えられる。
個人投資家としては、外人買いに一喜一憂せず、オーソドックスに銘柄選定を進めるべきだろう。海外投資家の先物買いで相場水準が上がれば、それはボーナスと考え、あくまでコツコツ、マイペースを貫くべきだ。逆に、外人売りで下がってしまっても、慌てて余計な売買に走ることが最も危険である。
今日の写真は、週末の、採った山栗とキノコ「ししたけ」。山栗は小ぶりだけど、旨い。皮むきが大変だけど。軍手持たずに行ったので、チクチク痛いめにあいながらの栗狩り。そして、珍しい立派なししたけ。キノコ狩りは名人同伴でないと、素人だけでは毒か否か見分けられず危険。これだけ立派なししたけを、名人所有の山に入り、名人が採ってくれた~~早速、持ち帰り、自宅で素焼き、そして、パスタの具に。秋を満喫だよ~~そういえば、自由が丘マガーリから、そろそろポルチーニの季節との連絡あったな~~楽しみ。