トランプ大統領の「アメリカ・ファースト」も、すっかり使い古され陳腐化した単語になりましたが、その危うさは益々無視できない状況にあります。
米国の一方的イラン核合意破棄に関しても、英独仏の欧州勢は核合意維持の姿勢を変えません。
米国抜きのイラン核合意も模索されます。
その結果、欧州が米国と距離を置き、ロシアの求心力に反応するようになっています。
ウクライナ問題、英国でのロシア・スパイ問題などでロシアへの警戒感が強まりましたが、ここにきて、外交の潮目が変わりました。
米国のオウン・ゴールでロシアがほくそ笑むイメージですね。
更に、イランへの経済制裁再開にも、欧州勢は反対です。
しかし、米国は欧州勢にも容赦なく、イランと取引すれば制裁に踏み切る構えです。
その結果、イランはロシアと中国へ接近することになります。
米国がイスラエルの首都をエルサレムと認定したことも、サウジアラビアなど中東諸国の反発を買い、ロシアになびかせる一因といえます。
そして、イスラエルもイランを封じ込めるためにロシアに接近しています。
総じて、米国が中東への戦略的影響力を弱めることで、ロシアの存在感が浮上していることは否めません。
マーケットでの地政学的要因としての中東情勢も依然目を離せない状況です。
金価格が1,300ドルを割り込んでも、買い支えられていることの背景には、やはり地政学的リスクの存在があります。
そして、今日の写真は、またまた、山菜。
サラッと揚げて、塩振って食べるのも良し、山菜採り合わせを楽しむも良し。
毎日食べても飽きませんね。NYでの肉食系の日々とはうってかわって(笑)、草食系の毎日です。NYで諸々、新たな仕事を引き受けてきて、連日、御用繁多ですが、山菜に癒されてます~。