年末年始にかけての異常な株価変動や瞬間沸騰みたいな円高104円は、一般メディアも注目する現象となりました。
先週のテレ朝、羽鳥モーニングショーに次ぎ、今日はTBS,あさちゃんでも、トランプリスクについて、つとめて分かりやすく説明してきました。収録は前の晩でしたが、現場の制作担当ディレクターたちも、グラフやボードを使って、分かりやすさをあれこれ苦心しています。
トランプツイートで円高になって日本経済は大変、と語っても、そもそも「円高」の意味が分からない視聴者が多いので、苦労します。
円高になると、シャネルのバッグやワインなど輸入食料品などは安くなるから、家計を預かる主婦感覚では、悪くない。でも、お父さんの視点では、勤め先が輸出関係だと、円高で売上が落ちて、会社の株価も下がり、困る。こうなると、ボーナスは減り、最悪、リストラにもなりかねない。主婦にとっても、他人事ではない事態。というような説明で、なんとか分かってもらえるか、という感じですね。
株にしても、株=投資=投機で、主婦とは縁遠い賭け事のようなイメージが未だに強く残っています。そこで、旦那さんの会社の株価が
下がると、どうなるか、と説明すると、株価が下がることが他人事ではない、と理解してもらえます。トランプツイート一つで、株価が大きく下がることも、家計を直撃することが、おぼろげながらも分かってもらえる感じですね。
とにかく、専門用語使わず、しかも一定の時間内(通常数分)のコーナーで完結せねばなりません。プロ相手のほうが、専門用語連発して語れますから、よほど楽ですよ(笑)
日本には、おカネの話をすることは卑しい、潔くない、という感覚が依然残っています。「私は経済には疎くてねぇ、ははは」と自慢げに語られますからね。
「金」となると、一層、なにか「やばい」というイメージが依然抜けません。金の専門家というだけで、色眼鏡で見られたという体験は、珍しくありません。
結局、おカネについての教育がされていないので、知識が乏しく、それゆえに、不安視するわけです。
仮に日本の小学校で、「おカネについての授業」をしたら、それこそ、うちの子供に、金儲けの教育などするな、と先生は怒られかねない。先生自身も、おカネについて語ることは、躊躇する傾向があります。
こういう「経済無知現象」が、悪徳商法にとっては、都合よいことともいえるでしょう。
さて、話はガラッと変わりますが、私は最近、クロワッサンに凝ってます(笑)
我が家での年越しパーティーで友人が、クロワッサン4種類買ってきてくれたので、目隠しテストを皆でやりました。
結果が笑える。(参加者には食のプロもいました)
最も人気あったのが、なんと一番安い、ナチュラルローソンのクロワッサン。写真で左下。
超人気店で一個480円のが、写真で左上。これは、皆が「普通のクロワッサンみたいだね」という感想でした~~~
あとの二つも、それぞれ、人気店。
また、この目隠しテストをやってみて、リベンジということに相成りました(笑)