日米株価がトランプ大統領のペースにはまり乱高下の展開だ。

まず、ペンス副大統領が「米中関係をリセット」など激しい口調で対中硬化方針を反中国有権者にアピールした。

その後、米中冷戦激化を嫌気した株価が急落するや、一転、習近平氏と直接電話で会話。「非常に良い結果」と成果を強調。きたるブエノスアイレスG20で会談予定と語った。更に、米中通商合意案の作成を指示との報道が外国系通信社から流れ、日経平均は先週金曜に556円高となった。特段譲歩を約束したわけではないが、市場に希望をもたせた感がある。

常々、株価がトランプ政権の「通信簿」と位置付けてきただけに、中間選挙カウントダウンの段階で世界的株安は是非とも避けたい本音が透ける。

ところが、同日NY時間には、カドロー国家経済会議委員長が、米中関係回復について慎重な見方を明らかにするや、ダウ平均は急落。トランプ大統領の記者団への対中楽観的トーンの語り口とは相反する姿勢に市場は当惑した。対中国で弱腰は見せられぬ、との姿勢をトランプ陣営の高官に語らせたとの印象が強い。

選挙運動最終段階で、激戦区を廻りつつ、対中硬軟両姿勢を使い分ける「綱渡り」に、市場は一喜一憂する。

NY市場では今や株価がVIX化とも語られる。

市場心理を操り、選挙戦に最大限利用する。これぞトランプ相場といえようか。

金価格もトランプ心理戦にはまってるよ。1230ドル台で行ったり来たり。

 

今日の写真は、札幌のお気に入りイタリアンSIO

ここの名物は、色々な肉が用意され、プレートから選べるのだけど、シェフの真髄は野菜なのだよね。

採りたて北海道野菜の本来の味・甘さを自然に引き出す。人参も、プレートに人参がのっただけの一品が、絶品になる。肉にせよ野菜にせよ、熱の通し方が抜群。肉に添えたブロッコリも「焼く」と本来のブロッコリの味が出るもの。

大人数だったので、肉も鶏、豚、牛の3種類を皆でシェアした。どれも目利きが選んだ極上の肉。札幌の丸山。住宅街にあり、観光客は来ない、こじゃれた店が並ぶ一角にある。

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