昨晩日本時間午前2時から、イスラエルのネタニヤフ首相が「重大発表」として記者会見を開催。
イラン国内の膨大な核開発データ・資料を入手したとして、詳しい説明会見を行った。
「イランは嘘つき」と大きく書かれた背景で証拠写真を見せながらプレゼンテーション。
原油市場は事前に重大発表ということで既に急騰中。
NYダウは前日比200ドル近く上げていたが、マイナス圏に沈んだ。
円は一時買われ、109.4から109.1と円高に振れる局面もあった。
金は上がるかと思われたが、逆に下落。同日発表されたインフレ率(FRBが最も重視するPCE)が年率2%、コアで1.9%まで上昇したことで、4回利上げ観測が強まり、ドルインデックスが上昇したことに反応した。1310-20ドル台で推移。
このイラン情勢緊迫は要注意。ときあたかも、北朝鮮極秘訪問していたポンペオ新国務長官が今週は中東歴訪中。
トランプ政権も北朝鮮・イランの二面作戦は容易ではなかろう。
安倍首相も中東訪問中だが、イランとは密接な経済関係があるので、この時期にイラン訪問は見送った。
トランプ政権の軸足は、北朝鮮からイランにシフトする兆し。
半島情勢はそこそこで切り上げ、イラン・ロシアに対峙する流れか。