今日も日経平均は続落。AI株バブルの負の部分が嫌気されている。

そもそものキッカケは、NY株式市場で、コアウィーブという新興AI関連企業の大型資金調達に関して信用不安が生じ、それが、AI関連セクターを揺るがす事態になったことだ。

AIは、将来、世界を変える歴史的大変化が見込まれるので、かなりの高金利で資金調達しても、それに見合う収益が見込めるとの読みで、コアウィーブも、その波に乗り遅れまいと動いた。

なにやら、ドットコム・バブルを想起させるような流れだ。
ちなみに同社は元々、仮想通貨セクターの企業だ。

この問題については、NY勢とのホットなディベートで議論された。
結論から言うと、ジャンク債級の格付けで信用度が低い企業が、債券自警団により淘汰された事例と見る。同社発行の社債が、債券市場では、買い手がつかず、利回りが異常に高い水準になった、ということだ。

この現象は、見方を変えれば、コアウィーブ社が、債券市場の容赦ない拒否反応を受けたということだ。債券自警団とは、債券市場が信用度の低い企業を懲罰的に拒否することを意味する。

中長期的な視点では、これは健全な調整局面だ。
AIバブル破綻を、債券自警団が、未然に防いだ、とも言えよう。

なお、信用不安により、投資マネーが安全資産の米国債と金に逃避している。
しかし、AI関連の巨大なセクターのなかでは、一時的な現象と見る。

筆者は金の応援団だが、常に冷静なマクロの視点で、金に不利な事態を無理に正当化することはしない。