続編を、午後4時台に書いている。

結局、週明けアジア時間帯で、金価格は上がるどころか下がった。
(KITCOグラフ、緑線)。

いっぽう、外為市場では円安・ドル高が進行して147円台。
なんのかんの言っても、米ドル決済システムがなければ、貿易は成り立たない。実務の観点からは、有事に、米ドルが選好される。円の安全通貨神話も崩れている。

米ドル・米国債への長期的信認は薄れているが、だからと言って、米ドル抜きで、国際貿易は出来ない、ということだろう。
更に、株式市場では、株価も、それほど下がっていない。
原油価格は、ホルムズ海峡封鎖なら100ドルとの予測も流れるが、果たして、どうなることか。

金については、NY市場の連中は、金価格の理論的整合性には、こだわらない。米国の対イラン参戦で、金が利益確定売りに晒され下がった。なぜ、そうなったか、について、それほどこだわらない。
金の調整局面が未だ続いている、との認識で、相場と対峙している。日本人には理解しがたいことだが、彼らは、ドライに割り切る。明日は明日で、また、違った展開になるやもしれぬ。
トランプ政権幹部からは、イランとの戦争は望まず、外交的ルートを模索しているとの発言も出始めた。イランも敢えてホルムズ海峡封鎖はせず、出口戦略を模索しているということであろう。

筆者も、今日は、まともに相場とつきあわず、札幌東急デパートのご贔屓アイスクリームを食べつつ、達観していたよ(笑)