週末に、米中通商協議第一回と、ウクライナ「平和」のためと称する提案が出てきた。どれも、筆者は極めて懐疑的に見ているが、金市場の投機筋は、「売りの口実」として利用している。

理論的に説明できない相場に接すると、トレーダー心理としては、チャートに注目しがちだ。既に、前回、金国際相場が3,500ドルの大台に二回突き放され、ダブルトップ(二番天井)を形成したことを指摘した。更に、200日移動平均線は、2,833ドルにあり、大幅な買われ過ぎを示唆している。

一言でいえば、トランプが何を言おうと、金市場は独自の相場価値観で動いているということか。