
昨晩は、NY時間午後に、パウエル議長の壇上対談があった。
関税が予想を上回り、インフレのリスクがあること。更に、インフレで個人消費が痛み、景気後退リスクもあること。スタグフレーションという用語は、さすがに使うのは控えたが、物価上昇、景気後退リスクが高まっていることを認めた。トランプという具体名こそ出さなかったが、政府の政策が明らかになるまで、政策金利は動かさない方針。
金には追い風のパウエル講演で、3,300ドル超えから更に続騰。
そして、アジア時間には、世界が注目する日米通商交渉が行われた。結果は先送り。マーケットは拍子抜け。アジア時間の国際金価格は、頭が重い展開となった。とはいえ、超歴史的高値圏ゆえ、円高傾向にも関わらず、円建て金価格は史上最高値更新。まぁね、3,300ドルなんて価格水準だから、為替の影響が相対的に弱まるね。
今日の日経電子版には、日米関税交渉についての所感を書いた。↓
日米関税交渉、トランプ大統領は日本側に習近平氏像の「踏み絵」 - 日本経済新聞
それから、明日朝のTBSテレビTHE TIMEで、金について語る予定。何時頃に入るのか、他のニュース次第で分からない。
それから、バンク・オブ・アメリカが機関投資家サーベイを定期的に発表しているのだけど、最新4月号で、今、投資家が最も好む投資対象として、「金」が一位になった。これまで、2年間ずっと、主要ハイテク株中心のMAG7がトップだったので、画期的な変化。
まさか、アップルやメタなどをおさえて、金が一位に来る日が来ようとは。夢にも思わなかったよ。