今日のブログは長いよ。
 

まず、今日のマーケットの話題はなんといっても、日経平均暴落。
その詳述の前に、金についての、メディアでの発言は以下の通り。

この記事は、筆者の見方を良くまとめてくれている。↓
金が史上最高値更新 トランプリスクの中で増す輝き 「3,300ドルまで上昇」予想も(産経新聞)https://news.yahoo.co.jp/articles/c7f30c4f1e74922988f3d59fc56c81264bb6e853 - Yahoo!ニュース
 

WBSは番組後半で、日本の金山に外資マネー殺到、というテーマ。大江キャスターがこの番組卒業ということで、番組中でも感涙で語っていたが、私とのインタビューが最後の取材というめぐり合わせになった。TVerでアップされている。↓
WBS(ワールドビジネスサテライト)
#TVer
https://tver.jp/episodes/eppeoe01f2?p=1851
 

それから、同日のBSテレ東、日経モーニングプラスFTで、こちらも、筆者の見解をきっちり纏めて語ることが出来た。既にTVerにアップされている。↓
日経モープラFT
#TVer
https://tver.jp/episodes/epotuttnka?p=1427

 


というところで、さーて、日経平均暴落について詳述。
 

小見出し
「商品券って何だ?」海外投資家。
日本株の見切り売りに動く。


今や、NY株式市場は「リスクを減らせ」が合言葉になっている。米国株も日本株も、その対象になっている。問題は、その見切り売りに乗じて、海外勢の投機的ファンドが、日本株売りを加速させていることだ。週末も、この人たちは、ズームのチャットで、「その後の商品券問題」など、日本の粗探しをしていた。
この波状攻撃の売り攻勢を受け、日本人投資家が狼狽売りに走ると、彼らの思うつぼだ。昨年8月5日に起こった令和のブラックマンデーの後場に、まさに起こったことである。あの日以来、日本株は新興国株並みの荒い値動きをする「仕手株」同然との烙印を押されている。東京の日本株市場の売買の7割近くは海外勢という実態は変わらないので、自分たちが動かせるという自信めいた読みで動いている。

今回は、4月2日の相互関税発表の日がXデーとされ、中期的にマーケット・リスクは今が不確実性のピークと筆者は見ている。「噂で売って、ニュースで買う」のが、ヘッジファンドの常套手段でもある。トランプ大統領は今が「移行期」と位置付け、株安容認をほのめかしており、トランプ・プットは期待薄との見方が優勢だが、「株価は政権の通信簿」と言い続けてきた同氏が、いつまで「今は過渡期につき株安容認」の姿勢を維持できるのか。株式市場は、ひとたび大きく崩れるのを放置すれば、原状回復にかなり手間取るものだ。ビジネスマン出身のトランプ氏や、ヘッジファンド出身のベッセント財務長官が、それを知らぬとは到底思えない。株価が、このまま下げ続けるとは思えぬ。

とはいえ、冷静に国際経済理論で考えれば、自由貿易なら経済は拡大均衡による株価長期上昇が期待できるが、保護主義が続けば、縮小均衡となるは必至だ。トランプ氏は、米国の製造業と労働者の復権を唱えてきたが、貿易理論では、このセクターは米国が比較優位を持つ分野ではない。新興国などに譲るべき産業だ。今のままでは、米国経済が製造業と労働者と共倒れのリスクがある。日米同時株安は、市場がトランプ経済政策に不信任票と投じた結果とも見える。その程度のことは承知でも、トランプ氏への忠誠度で選ばれた「家老」揃いのホワイトハウス内で「殿、ご乱心」と言える人物は見当たらない。

では、個人は、どうすればよいのか。
投資家は、「儲けたい」とのアニマル・スピリッツ(獣性)に駆られ、リスクをとるものだが、当面は、アドレナリンを抑え、「冬眠」期間に入るべき時であろう。現状のポートフォリオを若干スリムにして、しばらくはマーケットから距離を置く、ということだ。日経平均も狼狽売りが出なければ、いずれ36,000円の水準に戻ってゆくと見る。そこから、ゲーム再開くらいの気持ちで良しとすべきではないか。