金はロコロンドンでも2,900ドル再突破。
昨日、米国の関税発動に対して、カナダ首相が、直ちに反論。報復関税を発表。対して、トランプは、報復関税と同じ率の再追加関税をかけると応じた。まさに、関税戦争。これ続けていたら、米国消費者が国内物価急上昇で悲鳴をあげるは必至。事実、世論調査でも特に経済面でトランプ不支持率が支持率を上回ってきた。

株価も下落傾向が顕著。昨晩はエヌビデアがなんとかナスダックを支えた感あり。「株価は政権の通信簿」とかねてから語ってきたトランプ大統領は、株下落をどう説明するのか。

結局、関税→インフレ再燃→個人消費後退→不況と物価上昇が同時に進行するスタグフレーション、という流れが顕著だ。
トランプ政権というより、トランプ組の支配。副大統領、財務長官や国防長官など政府高官は、皆、「若頭」。ウクライナ大統領との会談の席でも、まずは、若頭の副大統領が、ちらちら親分の顔色うかがいながら、「外交の席で無礼だ」と切り込み役。親分は、鷹揚に頷く。トランプ派のFOXニュースの記者が、たたみかけるように発言。

マーケットの反応は、「日本は通貨安誘導」との発言に対して、148円台まで円高進行後、149円台後半。報道する記事にも、コメントする外為関係者にも、所詮、分からん、と言えない虚しさが滲む。細かな相関関係を見つけて、雲だの平均線だの、持ち出して、色々語ったうえで、キャスターに、それで予想レンジは、と聞かれ、「148円から149円」。更に中期は、と聞かれ「トランプ次第」。お疲れ様です。

ところで、私めも、大失態。
連日の相場大変動で、すっかり結婚記念日を忘れ、家庭内に、冷ややかな空気が漂う。
Oh, My God!