まず、金ETF残高が特に欧州で減少。
先月29トン減少したことで、24年通年で残高が減少という結果になった。欧州一人負けといわれる世界の現況を映す現象だ。
欧州は伝統的に金選好度が高いのにもかかわらず売りが勝ったのは、いかに、けん引役のドイツとフランス経済が弱体化しているかを物語る。
製造業依存のドイツは顧客の中国が不振。
ウクライナ戦争の影響ももろ受け。
サービス業が強いフランス経済は、オリンピックの宴の後。
外為市場では、昨年は円が売り込まれたが、今年はユーロが売り込まれている。
対して、中央銀行の買いは今年最大級。
インド中銀が27トン、トルコが17トン、ポーランドが8トン。
そして、中国が久しぶりに公的金購入を再開したとの報道も飛び込んできた。
さて、来週は筆者は隠密(笑)海外出張。
守秘義務があるので、行く先は言えない。
ただ、ロブスターがおいしい国とだけ言っておこう。