金の現物はロンドン建値(fixing)、NY市場は商品先物取引所のフロアで場立ちたちが直接売買する。
これが、昔の金市場であった。
それが、いまや、AIを駆使して、売買プログラムが売買を指示する、それも高速度取引(1/100秒単位)が支配的。
金市場最前線の景色も激変した。
ゴールドトレーダーとは名ばかりで、システムエンジニアとしてコンピュータを守ることと、価格変動の解説役という役割に変わりつつある。
数年後には、おそらく、人間様は業者間取引に関して不必要になりそう。
この数日の値動きにしても、雇用統計後、30ドル以上急騰して、2,400ドルに接近と思いきや、昨日は、30ドル以上急落して、振り出しに戻った。
一喜一憂するのが、いかに、虚しいことは、分かったと思う。
利下げの回数とか時期とか、まだまだ決まらず。まだこの状況は続く。
その間、トランプリスクのほうが、徐々に顕在化して、金融政策より財政政策が変動要因になってゆく。
利下げは、いずれ実行されるが、トランプ財政政策は、未だ詳細が見えてこない。
トランプは、インフレと経済成長の二つを公約に掲げるであろうが、両方満たすことなど無理筋だ。
インフレ退治を重視すれば、ドル高金利維持で、ドル高・円安は続く。
対して、景気を重視すれば、財政出動に拍車がかかり、財政不安→米国債格下げ→ドル安・円高となろう。
財政不安になれば、米国債は売られ、ドル金利は急騰するだろうが、投資家は格下げされた米国債を買わない。
思いおこせば、ギリシア危機のとき、ギリシャ国債の利回りは30%!を超えたが、それでも、買われなかった。
その代わりに買われたのが、金利も生まないのに、金であった。
要は、良い金利上昇なのか、悪い金利上昇なのが、見極めることだ。


さて、札幌郊外の農園食堂「アグリスケープ」。供されるのは自社の農園で採れた野菜・肉ばかり(鳥や豚まで飼っている)。
写真は、超新鮮野菜の組み合わせ。ドレッシングなど邪魔。

 

アグリスケープの野菜
アグリスケープの野菜

そして葱坊主のフリット。夏野菜、コンソメのジュレ。

 

葱坊主のフリット。夏野菜、コンソメのジュレ。

ポークのローストと夏野菜。
昨年、一昨年と、このブログで紹介したら、ブログ読者が既に時々東京から来るそうな。