2024年米大統領選挙が、年末に向けて本格化する。
世論調査では、トランプの不出馬を望む声が60%。
バイデンの不出馬を望む声は70%。
にもかかわらず、有力な対抗馬が現時点では現れず、トランプ(76歳)対バイデン(80歳)の対決となる公算が強い。
筆者も長く米大統領選挙は見てきたが、こんな、いわば「消去法」の戦いは初めてのことだ。
ちなみに、大統領として評価する声は、現職バイデンが42%。
トランプは在任時に38%であった。
民主党が結局バイデンに頼らざるを得ないのは、ひとえに、トランプ大統領となれば、とにかくヤバイことになるからだ。
ところが、民主党員の多くは、高齢のバイデンが二期目は任期を全うできないと見ている。
しかも、副大統領のハリス氏は、完全な期待外れで、存在感が殆ど感じられない。
バイデンの人事選択の大失策となっている。
それでもバイデンしか見当たらない。
対するトランプは、熱狂的支持者が依然、存在する。
セクハラや脱税など様々な法的問題を抱えているが、実際に起訴できるのは、大統領選挙後になるので、選挙期間中は、「司法圧力の被害者」だと支持者に訴え続けるであろう。
デサンティスという対抗馬も居るが、明らかに存在感は劣る。
このような状況ゆえ、どちらが勝っても、米国政治は混迷の度を深め、インフレなど経済問題に対応が後手後手に廻り、資産運用では、安全資産としての米国債や金が選好されるであろう。
それにしても、このような異例の大統領選挙で、漁夫の利を得るのは中国だ。
それみたことか、資本主義の米国ゆえ、このような事態になると、声高に主張するであろう。
個人的には、金価格が上がっても、嬉しくない選挙情勢である。
さて、いよいよ梅雨本番になりそう。
庭のアジサイも満開。
この蒸し暑さは苦手だね。
国内外に逃げ回る(笑)ことになりそう。
昨晩は、深夜に例によってNY市場をフォローしていたら、NHKでエンゼルス戦(昼)の試合の中継をやっていて、相場モニターみながら、大谷の二本のホームランも見られたし、満足感あったな(笑)