これでもか、これでもか、という具合に、米国インフレが「頑固」で「てごわい」状況を映す経済指標が出てくる。
24日金曜日には、FRBが最も重視するPCEインフレ率が発表。
コアで年率4.7%。前月の4.6%を上回った。
僅か0.1%の違いと思われるかもしれないが、CPI(消費者物価上昇率)より、幅広い分野の物価を組み入れているので、PCEのほうをFRBは重視するのだ。
それが、下落どころか、上昇してしまった。
相場の荒い値動きには影響されない分野に絞り込んで、物価水準を見るので、最もシビアな物価指数といえる。
市場は、ドル金利急騰。ドル高。円安が136円台まで進行。
金は続落。

 

kitco

NY金には厳しい市場環境だ。
それにしても、雇用統計ビッグサプライズから、CPI(消費者物価指数)、PPI(生産者物価指数)と、次々に、インフレがまだまだ厳しい状況を映す指数が続いている。
NY市場では、次回の雇用統計が、どうなるか。戦々恐々。
3月相場はかなり荒れそうだ。
円安も進行して、この流れでゆくと、4月に旗揚げする植田日銀を早々に試す展開になりそうだ。


さて、相変わらず、諸々の仕事でバタバタしているので、梅園で心の洗濯をしてきたよ。

 

豊島氏と梅園

マーケットにのめり込むと、ろくなことがないので、意識的に、ドライな世界からウェットな世界に身を置くようにしている。
近々、NYとロンドンに出張予定。