国際金価格は1,840ドル台に下落。
なぜ、下がったか、その経緯が、ややこしい。
直接の要因はドルインデックスが96を超えドル高になったこと。
では、なぜドルインデックスが上昇したかといえば、オーストリア政府が感染拡大で外出禁止などのロックダウンを22日から実施する方針を表明。ドイツでも厳しい規制が導入される流れになっているので、欧州感染拡大でユーロが対ドルで売られたから。ところがドル円相場は、感染拡大を受けて、低リスク通貨の円が買われ、円高・ドル安に振れているので、ややこしいのだ。
結果的に、円建て金価格は、ドル建て金価格下落と円高のダブルで下がる構図になった。
投機的相場ゆえ、猫の目のように、市場の景色が変わる。
ちなみにドル10年金利は、1.5%台で下がっている。
これも市況の法則に反する現象だ。
12月FOMCまでは、このような地合いが続きそう。
あまり、まともに受け止めないほうが良い。
米国人は、こういうとき、That’s life こんなこともあるさ、と肩をすくめる程度だが、真面目な日本人は、何故だ!!と大騒ぎしたり、なんとか後講釈で理論的な説明を試みる。
毎度のことだが、一喜一憂して、相場に振り回されてはいけない。
そもそも、米国は今週、感謝祭を挟み休日モードで休暇中のトレーダーが多い。
この原稿がアップされる頃には、投機筋は別の動きをしているかもしれない。
FRB議長人事は、感謝祭前に発表の予定なのだが。
さて、今日の写真は、北京ダック@全聚徳(六本木)。
年末、日本でも感染再拡大になる(であろう)前に、連日、あちこちで食べ歩きだよ。
北京の本店にも何度が行ったことがある。北京ダックというが、実は、
青島の北京ダックが一番旨い。まぁ、日本で食べる限りは、ここでOKだけどね。