ドルインデックスが95を超すドル高でも、ドル長期金利が1.6%を超えても、NY金は1,860ドル近傍で持ち合い。
欧米市場でも金高騰が話題に。
見方は強弱相乱れる。
2,000ドルのシナリオは、インフレが一過性ではなく、FRBの利上げが後手後手に回り、経済が過熱するケース。
1,500ドルのシナリオは、インフレを抑え込むために、FRBが利上げを開始したものの、そのインフレは一過性でピークアウトして、実体経済は金利上昇で悪化するケース。
前者はドル実質金利のマイナス幅が更に拡大して、金利水準が下落する。
後者は、ドル実質金利がマイナス圏に留まっても、マイナス幅が縮小して、金利水準は上昇する。仮に実質金利がプラス圏になれば、金は1,500ドル或いは、それ以下の水準に急落する。
さて、どちらのシナリオになるか。
海図なき航海を強いられているキャプテン・パウエルの金融政策運営の手腕が問われる。
なお、兆ドル単位のバイデン財政投入も、インフレ懸念を高める一因とされる。
インフレが政治問題化しているので、バイデン大統領も無視できない。
供給制約を緩和するための策をあれこれ打ち出してきた。
それから、金の実需は1,800ドル超すと、委縮している。
リサイクルは増える。
これが1,600ドル台にでもなれば、かなり現物が買われるだろう。
さて、今日の写真は、鱧のイタリアン・グリルとティラミス@マガーリ(自由が丘)。
シェフのたかさんが作るティラミスはホンモノ、抜群だよ。
鱧のイタリアン風も、旨い。