金1800割れ
レディット要因で急落した銀市場の火事が、貴金属の本丸=金にも飛び火した感がある。1800ドル割れ(添付グラフ参照、緑の線がこの24時間チャート)。(添付ファイル参照。緑色が200日移動平均線。若干割り込み、中期的下げを示唆)
下げの理由は明解。
ここのところ、米経済指標好転が続いていた。ISMサービス業景況感指数、失業保険新規申請件数、ADP民間雇用統計、いずれも景気回復の兆しを示唆していた。IMFは2021年米国経済成長率予測は3.1%から5.1%に2%も一気に引き上げた。
しかも、米国議会ではコロナ対策追加予算1.9兆ドル投入が議論中だ。
その結果、米国景気回復が見込まれれば、まずドル金利が上昇。10年債利回りは1.15%近くまで急上昇した。ゼロ金利時代では、かなりの上昇幅だ。
ドル金利が上がれば、ドル相場も上がる。
ドルインデックスは91から91.50まで急騰。円相場は105円台で円安方向。
金利高、ドル高でNY金は下げ、という教科書通りの展開ゆえ明解
問題はどこまで下がるか。
1-3月期は1700ドル台で下値模索だが、中国インドなどの現物需要は春節も重なり安値圏で盛り上がるであろう。地味だがボディーブローのごとく効く。トレーダー目線では、個人の5-10グラム程度の金製品購入は目立たない。しかし、その個人買いも数千万人から億に近い件数になると、100トン単位の実需となる。
更に、1700ドル台なら、前回出遅れて買いそびれた欧米投資家、あるいは、うまく2000ドル近くで利益確定できた成功体験持つ欧米投資家が買いに入る。
先物の売りポジションは多くないが、その買い戻しも入る。
買いの値ごろ感強まる。
通年では、1-3月期が下値模索、4-6月期がワクチン接種睨み過渡期、7月以降、経済が正常化に向かえば、米国借金の山の返済問題が浮上するは必至。米国債が巨額の公的債務不安で売られ、場合によっては格下げも。これは、リーマンショック時に金急騰したときに似て既視感あり。年後半、2000ドルも。
ドル円相場は通年膠着。大きく動けない。円買いも円売りも決定的要因を欠く。
以上、金急落に関しての纏め。
さて、今週、私の話題は、「しぶこ」フライデーされた!お相手がテレ東アナウンサー、野沢春日さん。モーサテ担当で、テレ東スタジオで会ったことある。好青年。渋野選手のいいところは、こういう「熱愛報道」でも、ファンは爽やかで嬉しくなる。さすがに路上でフライデーされたときは、ビックリしたらしいけど。微笑ましい。私など、フライデー「もどき」みたいな写真が1枚だけ。この写真だけど、実は、北京の夏、暑い日に、終日ロケで、疲れ切って苛立っているところ。キャスターのほうは、強い日射を避けているだけ(笑)(笑)スタッフの誰かが写真とってた次第。