コロナ終息後の世界は激変しそうです。
コロナウイルスが地球上から抹殺され消えることはない。
いつ、どこで、第二波、第三波、第四波に直撃されるか分からない。
このような状況では、野球、サッカー、そしてオリンピックなどで、超満員の会場で盛り上がる、ということは、ソーシャルディスタンス(一定の対人距離)の観点で望ましくない、ということになりそう。
次に、飛行機や新幹線で3人掛けシートABCのBをどうするか、というような問題も。
次に、プライバシー保護の問題も変わりそう。
元陽性者は、その行動が追跡され、名前がウォッチリストに載るでしょう。
これまで守られてきたプライバシーの原則が大きな試練を迎えている。
様々な面で劇的に変わるニューノーマル。


私の懸念は、各国GDPの5割から7割を占める個人消費が、本当に戻ってくるか、ということ。戻らないと思う。
個人消費は閉じこもりの結果、萎えてしまっている。
日本では「自粛疲れ」と言われるが、消費者は「自粛慣れ」してきた。
例えば、アウトドアといっても、玄関先かベランダでラジオ体操というイメージだ。
コロナ前の盛り上がり消費には戻りそうにない。
ひとたび委縮してしまうと、レストランで外食する機会も減りそうだ。
繁盛している店の店内に入ることに抵抗感を感じる。
政府から10万円をもらっても、消費せず結果的に貯金が増えるだけ。
明らかに、世界は縮小均衡に向かっている。
相場も、身の丈にあった水準を模索することになろう。


金は足元で再び1,700ドルを割り込んできた。
今週の欧米市場はロックダウンの呪縛から手探りの解放=アンロックダウン。
そして中銀緩和祭り。追加緩和を先取りして株式市場は囃す。
けれど、それって、果実の先食いかも。


債券市場は未曽有の緩和=遠い水平線上にむくむく、インフレの積乱雲が。


さて、異例のGW。
私は「秘密のミッション」に動く。
当然、外出自粛しつつ。
それは、また、話す機会もあるでしょう。