またまた「市況の法則」に反する事例。

昨晩は株が「暴落」したのに、金は一時1700ドル突破後、1660ドル台まで反落。

これは、再び、株暴落による損失を埋め合わせるための、金益出し売り。更に株信用取引で追加証拠金を要求され、その支払いのために金を売って現金を調達する事例も多い。こういう事例から、金はATMなどと呼ばれることも。困ったときに真っ先に売られる傾向がある。金の見切り売りではない。未練たらたらに泣く泣く金を手放すという感じ。だから、株の取引きを清算した後に、金が下がると、金を買い直す。

それから今回は原油が数時間で30%!!も暴落した。同じコモディティーでも金では考えられない下げっぷりだ。これほどに値動きが荒いと原油に投資することは怖すぎる。事実、原油取引市場は、一握りの原油トレーダー、原油商社によって寡占状態だ。大手ではゴールドマンサックスくらい。しかもGS社はCEOが変わった。前CEOのブランクファイン氏はもともとJアロンという貴金属会社の営業部長だった人物。Jアロンはゴールドマンサックスに買収され、同氏もGS入り。そこでメキメキ頭角を現し、遂にはCEOにまで登りつめた。金業界出身ゆえ、コモディティー部門を重視した。それにしても、貴金属会社の部長さんが、大手金融機関のトップになるとは、まさにアメリカン・ドリーム。日本ではあり得ない人事だ。ここに米国経済のダイナミズムを見る。

話が脱線したが、原油価格はとにかく値動きが荒すぎるので、投資対象にはなりにくいのだ。対照的に金は値動きが原油に比し地味だが、それゆえ、安全資産とされる。

今回はコモディティーセクターの中で、原油から金へのマネーシフトが生じたと考えられる。

 

さて、大荒れ相場でカラダが肉食系になっており、久しぶりにマガーリ@自由が丘に行った。

まず、ゴボウと牛肉のワイン煮。このコラボが抜群。ゴボウは食物繊維豊富だし、良い野菜は、とにかく旨い。

そして、仔牛とタケノコの一品も良かった。上品な組み合わせ。日本人向き。

まぁ、イタリア本国はミラノ、ヴェネチア1,600万人封鎖がいよいよイタリア全土封鎖に発展して大変なことになっているけど、イタリア料理は日本で食べられる。外食産業は厳しい時期だけど、応援のつもりもあって、出かけた次第。(本音は食いしん坊だから、我慢できない笑)

ゴボウと牛肉のワイン煮
仔牛とタケノコの一品