コロナウイルス対策も担当するCDC(米国疾病対策センター)が今シーズンのインフル患者は1900万人、死者は1万人超えと発表しています。
こういう数字見せられると、NY市場の視点では、目の前の脅威はコロナよりインフルか、ということになりますね。
新型肺炎に対する市場の反応が日本より鈍いことも理解できます。日本では横浜沖の大型クルーズ船の検疫がトップニュースになっていますが、米国から見れば、地球の裏側での話。切迫感の違いが鮮明です。
株式市場が、新型肺炎騒動のなかで、過去最高値を更新するという現象にもなるのでしょう。
昨日は民間雇用統計(ADP)が29万人増、ISM非製造業部門景況感指数が55.5と好調の報道を受け、株は買われたのです。金も1550ドル台では反発して買いが入り、1560ドル台を回復する局面も見られました。またまた株も金も同時に買われています。既視感ある市場風景。
日本では東京オリンピックが開催できるか話題ですが、米国ではナイキが米国選手のオリンピック・ユニフォームを発表。米国選手がメダルをとるとユニフォームの色が変わるとか、なんとか。すっかり、「ガンバレ、アメリカ!」みたいな雰囲気です。ナイキは中国でも人気ブランド。特に米国プロバスケットボール中継が凄い人気ですから、ナイキシューズはモテモテ。決算の記者会見でしたが、中国肺炎の負の影響は覚悟のうえで、雰囲気は「ゆけゆけ!」でした(笑)
ガーラ湯沢スキー場でも、中国人が連日大挙して「雪見」「雪触り」に来てます。スキーリフトで海抜900メートルくらいまで登り、チャペルみたいな建物の展望台から雪山を見渡す、という趣向。ガーラ湯沢直行の上越新幹線も指定席の乗客の大半は中国人。自由席は殆ど日本人(笑)例によって、大型スーツケースをゴロゴロ引っ張って旅行してます。まぁ、正直、このなかに、保菌者がまぎれている可能性など考えますね。私は、金の仕事で中国・インドには慣れているので、そこまで心配したら仕事にならず、鈍感ですが。家族のなかには神経質なのもいて、私は「ズボラ」「無神経」呼ばわりされることも(笑)
細身なので私は一見神経質に見られるのですが、たしかに、筋金入りのズボラだと自分でも思う今日この頃です~靴を脱いで入る料亭で帰り際、他人の靴を履いても違和感なかった、というエピソードが私の周辺では話題になります。まぁ、相場など、大雑把に見たほうが方向性は見えてくるもの、とは私の言い分かな。「マーケットは印象派の絵を鑑賞するごとく見よ」つまり、モネの睡蓮は近くで見ると絵具の塊にしか見えないが、距離置くと、睡蓮が浮かび上がって見えるもの。細かな統計数字のエクセルばかり見てもダメということ。