昨日の韓国の続きを書こうと思ったら、この24時間で、またまた、新たな展開が見えてきた。
まず、昨晩は、パウエルFRB議長の議会証言。
特に目新しい発言は無かったけれど、基本的に、とりあえず利下げは一旦休止して、様子見るが、必要ならば(緩和再開に)動く、とのメッセージで市場には安堵感。


次に、トランプ大統領の関与が弾劾の対象となるか、ウクライナ・ゲート。いよいよ、関係者の公的証言が始まり、全米が注目。争点は、トランプ氏が、ウクライナ大統領に、バイデン元副大統領(民主党大統領候補)の息子が関与するウクライナの会社について、調査を依頼したかどうか。これから、関係者の証言が全米に流れることになるので、大統領選挙への影響は必至。
とはいえ、弾劾成立には共和党が過半占める上院で2/3の賛成が必要なので、実質的に無理。但し、公的証言の過程で、新たな重要事実が明るみに出て、限りなくクロに近い、ということになれば、大統領選挙への投票にも少なからず影響を与えることになろう。そもそも、ウクライナという国から米大統領選挙を揺らす材料が出ようとは、誰一人想像だにしていなかった。未だどうなるか分からない。


そして、米中貿易協議。米国側は追加関税実施分の撤回の条件として知的財産権保護の実行を検証する機関の創設を主張。中国側としてみれば、自分の家の台所に踏み込まれるような話ゆえ、主権を盾に絶対に認められない。中国側は更に、米農産物輸入の量と時期について明示せず。ホワイトハウス内でも、対中強硬派と柔軟派が対立して分裂模様だ。トランプ氏は、虎の子の関税カードを大統領選挙当日まで手離さないかも。市場は、相変わらず一喜一憂。もういい加減にしろ、と言う感じ。


香港情勢も更に緊迫。学校お休みとか、ビジネス街でも騒乱とか、香港を長く知る者として、限りなく不安を感じる。
金は1460ドル台にやや反発した程度。著変なし。安値圏形成に時間はかかる。


そして、私は、気温27度の沖縄から、爆弾低気圧の札幌を経て、帰京。東奔西走(笑)