ウオールストリートジャーナル紙が「金」についての記事を載せている。
ギャラップ調査によれば、金をベストな長期資産運用先と見ているひとが2022年の15%から2023年は26%に上昇。株を選好する人は、同24%から18%に減っているという。ちなみに債券を選択した人は、4%から7%に増えている。
 

個人投資家の44歳エンジニア氏のコメントも引用。
「2021年にバイオ・テック株に投資して大損した。そこで、長期にわたり価値を維持する「金」に乗り換えた。
貴金属なら、夜も眠れるし、私を傷つけることもない。貧困者救済の慈善食糧提供の場に並んで、誰かが私に恵んでくれることを待つなんて、まっぴらだ」
 

なんとも、米国人らしいセリフだ。
 

「銀行危機で、株や債券から撤退して、金を購入した。」という43歳男性のコメントも紹介している。
「貴金属を買って保有する分には、価格が上がろうと下がろうと、気持ちがくじけない(you feel pretty good about it)と言う。
「価格が下がれば、より多く金を買える。価格が上がれば、私の財産が増える。ウイン・ウインだよ」
 

まぁ、金の広告なら、ありそうなセリフだが、ウオール・ストリート・ジャーナル紙が編集記事で載せているところに意味があると筆者は感じた。
 

米国人投資家の20%が現在、金を保有しており、ポートフォリオの14%が平均との調査結果も引用しているが、これは、業界の調査なので、額面通りには受け取れない。
もし、米国人が本当に平均14%も金に廻していたら、今頃、金価格は5000ドルになっているのでは?
 

筆者の体験では、総じて、株で大損した人たちが、金に惚れる傾向がある。セミナーで金地金を実際に手に持たせると、「重い!これは俺を騙さない」とつぶやく人と、「うわー!金だ。金だ」とはしゃぐ人とに分かれる。
後者は、幸いにして、投資で大損の体験など無い人であることが多い。
それゆえ、金を手のひらに置いたときの反応で、筆者は、その人の投資歴を見抜けるのだ。


さて、今日の写真は、札幌郊外で札幌市を見渡すラベンダー畑。
それから、赤レンガビル内の店で、ビスク(ロブスターのスープ)が中に入っているオムライス。
 

 

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大通公園の屋外ビアガーデン
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道庁の池で昼寝している鴨
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