昨晩のNYダウ平均株価指数は1,464ドル暴落。
これで高値から20%以上下げたので、「リーマン後11年続いた米国株長期上昇相場は終焉」宣言が市場内で発せられた。
これからは、株がどこまで戻すのか、ではなく、どこまで下がるのかという下値模索のステージに入る。
更なる株価下落の目途は当面10%。
短期的乱高下(一日でダウ1,000ドル幅)を繰り返しつつ価格水準を切り下げることになろう。
そこで、金は上がるかと思えば、1,630-40ドルのレンジに下落した。
またもや、株の大損を金の益出し売りで相殺する投資家行動。更に、株の信用取引やっていた人は、暴落で追加証拠金支払いを迫られ、そのために金を売って現金化する事例も少なくない。
これが一巡すれば、彼らは、金を買い直すであろう。
但し、株が更に暴落を続けると、金の益出し売り、換金売りも続く可能性がある。1,700ドルは厚い壁だ。


さて、コロナウイルスの現状だが、昨日はWHOが遂に「世界的パンデミック」と認定した。
メルケル首相は「人口の60%から70%に感染リスクあり。コロナウイルスはワクチンもなく、制御不能」と語った。
米国国立アレルギー感染症センターのディレクターは「これを封じ込まねば、感染者数は数百万の単位で増える。
但し、封じ込めは可能だ」とも語った。市場には「数百万人」の単語だけが独り歩きする。
なお、注目のトランプのコロナ対策だが、「1兆ドル規模の給与税免除」などを唱えたが、その後、全く説明がない。
今朝10時からのトランプ全米テレビ演説でも具体的な言及はなかった(欧州からの入国を貨物も含め30日間停止というサプライズはあった)。
これまでの記者会見では「米国人のリスクは低い」「ウイルスはきっちりコントロールされている」など楽観論を語るのみであった。
WHOが「米国もイタリアやイランと同じことになる可能性がある」と警鐘を発しているのと対比が鮮明だ。
米国内の検査数が未だに不明ということもお粗末だ。CDC(米国疾病対策センター)は5,000程度と語っているが全貌が明らかではない。
トランプ政権のリスク管理についての不信感は強まるばかりだ。
 

さて、私の免疫性を高めるため、と訳の分からん口実でイタリア料理を食べている(笑)
マグロのタルタルと粒貝の菜の花添えの一品。
 

 

マグロのタルタルと粒貝の菜の花添え

タケノコのリゾット(今年は暖冬でもう筍が出回っている)

 

タケノコのリゾット

牛肉・ルッコラ・パルメジャーノチーズとトリッパ(イタリア風のホルモン)
 

 

牛肉・ルッコラ・パルメジャーノチーズとトリッパ

どれも、高須シェフの手にかかると、さりげなくセンスが光る。