初心者が投資を始める理由は色々ありますが、特に目につくのが「お隣さんが儲けたのに、自分は何もやっていないので、焦る。損した気分になる」「会社の同僚が株で儲けて、正月はファミリーでハワイに行った。自分も何かしなくては。」というような、日本人独特の「自分だけが置いてゆかれる気分」にせっつかれて、わけもわからず、「投資」を始める事例です。焦って切羽詰ったように始める投資に、ろくな結果は出ません。

機関投資家にも同じ傾向が顕著です。機関投資家との個別ミーティングで、まっさきに出る質問は、相場が上がる下がるより、「よそさんは、どうなんでしょうか」

皆がやっているのに、自社だけやっていないのは担当社員として、まずい。皆がやって、皆が損しても、しょうがない、と免責される。皆がやって、自分だけやらず、皆は儲けた」という状況を最も恐れる。「赤信号、皆で渡れば、怖くない」ということですね。

最近、特に目につくので、警告を発しておきます。

皆より出遅れても、じっくり構えて行動すべきでしょう。

ビットコイン投資に関して、この「焦り」が頻繁に見られるのも気になるところです。

仮想通貨はまだ導入段階。来年始めても、決して遅くありませんよ。

金も、「金高騰」などの見出しに惑わされず、地味に買い増してゆくことが「王道」です。