円建て店頭現物小売金販売価格が再度、最高値更新とニュースになっている。
いよいよ1万円の超大台が視野。
まさか、この日がこんなに早く来ようとは、筆者も思わなんだよ(笑)


さて、それで、売る人、買う人。人生色々、様々。
金ETF保有者も、多様化。
いまやETFでは売れ筋の商品。


まず、金地金をグラム3,000円とか5,000円で買っていた人たちは、当然、売り戻しの誘惑に駆られる。
もっともなことだ。
ただ、まだ上げトレンドが壊れていないので、逸失利益は悔しいから、グッと堪えている。
今後、仮に下げ始めたら、ドドッと売りが殺到するかも。
この層は、中高年代が多い。


対照的に、若い世代は、「こんな高値」というより、そもそも、金価格と初の出会いが高水準であったから、中高年層より高値恐怖心は薄い。
氷河期世代ゆえ、これまで、いいこと、なにもなかった。バブルも知らない。
挙句の果て、これからもっと悪くなることは覚悟の上。
結婚していても、していなくても、おひとりさまになる可能性はある。
そこで、若いのに、老後の心配をせねばならない。
金ならインフレで目減りする可能性は低そう。
でも、それって本当なのか。確かめにセミナーに来る。
北朝鮮ミサイルのJアラートも効いている。
これが専門家が語る地政学的リスクということなのか、と感じている。
陸続きの国境がなく、対岸の火事と見ていたが、もはや他人事ではない。
台湾有事の流れ弾リスクも。
北海道では、超真面目に、ロシア侵攻リスクに備える話が現地メディアで語られる。
本州の人たちにはピンをこないであろうが、札幌サテライトオフィスを持つ筆者は、体感してきたことだ。


それから、保有している金の価値が急上昇して、ポートフォリオに占める割合が40%近くになってしまった、という人もいる。
ここは、いわゆるリバランスの売りも妥当であろう。(運用配分が当初の目標を大幅に上回るので、減らして元に戻す投資行為)。
売った人でも、下がったところで、再度、買う人の事例も少なくない。いわゆる成功体験ゆえ、大胆になっている。
あるいは、今度はプラチナという人もいる。
マクロ的には、米国財務上限、米国債債務不履行問題をキッカケに日本の財政不安が意識され、植田日銀の大規模金融緩和維持も、お札ばらまき、円紙幣の価値希薄化リスクを醸成している。
刷れるドル・円、刷れない金の対比が鮮明だ。


さて、今日の写真は、磐梯山をバックにボナリ高原ゴルフクラブ。

 

ボナリ高原ゴルフクラブ1

ゴルフ場内の湿原には菖蒲も。

 

ボナリ高原ゴルフクラブ2

そして帰京して、そのまま近所のお祭りに。
コロナで久しぶりの賑わい。

 

近所のお祭り1
近所のお祭り2

いっぽう、NY市場で日本株熱冷めず。

 

NY市場1

 

 

NY市場2