国際金価格がスポットで2,040ドル台、NY先物価格が2,060ドルを超えてきた。

 

kitco

昨日のキッカケは3月卸売物価指数が年率2.7%台(コアで3.6%)まで下がってきたこと。
インフレ後退即ち利上げも後退ということで、金の買い材料になった。
今回の2,000ドル突破は、銀行不安、銀行の貸し出し基準厳格化で信用収縮、利上げ最終段階、利上げ過多で不況リスク、利下げも視野、ドル金利安、外為市場ではドル安、そして、中国人民銀行など公的金購入の増加など複合要因が有機的に効いているので、しっかりしたトレンドになっている。
よく質問で、どれか一つ選ぶとすれば、と聞かれるが、等しく重要なので答えに迷うほど。
店頭でも、2,000ドル超えで売り一色というわけではなく、新規買いも増えていることが特徴だ。
新規購入者から見れば、最初の金の出会いのとき、既に2,000ドル前後であったので、高値抵抗感も薄い。
将来への経済不安感が強いので、リスクヘッジとして、高値圏でも買ってくる。
メディアでも取材が増え、今朝は日テレ系で、カメちゃんこと亀井幸一郎氏が、金特集に出演していた。
地上波ゆえ、お宝の金製品が、どのくらいの価格で売れるのか、というようなノリが前面に出るね。

 

亀井氏1
亀井氏2

NY市場では、いよいよ史上最高値更新も目前に迫り、市場の話題になっている。