中国側が米国に対して関税引き下げに動きました。
その真意は、新型肺炎で大きなダメージを被った中国経済に、もはや米国に約束した2000億ドル相当の米国製品を購入する余裕がない、ということでしょう。そのかわり、関税を引き下げることで、ここは、手打ちしたい、ということ。米中通商「第一段階」合意を、ここまできて反故にすることは、中国経済を更に直撃するゆえ、何としても避けたい、との思いがヒシヒシ伝わってきます。
対する、トランプ大統領も、大統領選真っただ中。中国ともめる事は避けたい、との態度と思われます。

さて、新型肺炎の中国経済への影響は来週がいよいよ正念場。
まず来週から出勤できるのか。工場は再稼働できるのか。サプライチェーン破断が回復するのか。店舗は再開できるのか。個人は外出自由となり個人消費が回復するのか。
どうみても無理筋だと思います。
さて、どうなるか、注目。

 

 

ガーラ湯沢