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豊島逸夫による金市場の解説

2018年11月07日
米国民、覚悟の選択

上院共和党、下院民主党のネジレ議会を米国民は敢えて選択した。接戦の選挙区が多く、トランプ氏の政策に懸念するも、現状維持で良しとする「覚悟の選択」といえよう。

民主党が両院勝利=トランプ相場失速のリスクは回避されたので、市場は、当面安堵する。とはいえ、トランプ経済政策のツケを誰が払うのか。中期的に2019年に向け、市場の不安が顕在化しそうだ。完全雇用に近い状況で財政政策をふかせば、過熱シナリオが台頭しよう。FRBの利上げ加速論が強まる状況となる。

米国債市場では、直近、3年債、10年債入札が不調に終わっている。10年債利回りは3.2%台でじり高だ。米国債は増発されるが、頼りにしてきたFRBと中国からの買いが見込めない。債券需給は緩み、財政悪化を懸念する悪い金利上昇の可能性がちらつく。

ネジレ議会は、トランプ大統領が「政府閉鎖」の切り札を利用して、行政府が独走するリスクもはらむ。

通商面で態度を硬化させるトランプ大統領が、更なる保護主義政策を強行するかもしれない。

対する議会が出来ることといえば、例えば、ライトハイザー通商代表を議会公聴会に召喚して問いただす程度か。

財政政策に関しては、選挙戦終盤に飛び出した「トランプ減税2.0」と言われる中間層向け10%減税は難航しそうだ。いっぽう、インフラ投資関連は、共和・民主両党とも受け入れやすい。株式市場では、強弱両方の材料が同時進行する。

外為市場では、ドル金利が上昇しても、ドルへの信認が薄れ、ドル安円高に振れる可能性がある。これは2019年金高のシナリオとなる。当面は金価格1230ドル前後の展開。

まずは、ブエノスアイレスG20で予定されている習近平氏とのトップ会談で、トランプ大統領がいかに振舞うか、市場は注目する。

 

そして、今日の写真は札幌の行きつけ寿司屋「やしろ」。ここも住宅街で看板もない隠れ家的なお店。ランチのみの営業だが、11時、12時、13時と、満席3回転するほどの盛況。もっぱら現地のお客さんたちが多い。

 

地震被災地の「むかわ」名物ししゃも。♂と♀。

はやくも「たち」(タラの白子) 冬の素材で今年の初物。

握りは、蝦夷アワビ、生のシシャモ、蝦夷牛!噴火湾の大ほたて貝、小樽の蝦蛄、蝦夷エビ。もう、中間選挙がなんだ、たまらん。

 

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