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豊島逸夫による金市場の解説

2018年05月14日
NYで感じる日本株への風向き

今日は日本株の話。

フォローの風がそろそろ吹き始めた、と言えようか。

今回のNY出張で18社のヘッジファンド・年金基金に日本株についてレクチャーして感じた風向きである。

総じて、米国株オーバーウェイト、外国株アンダーウェイトを修正する動きが顕在化しつつある。

その受け皿として、欧州株と日本株が浮上している。

米利上げのトバッチリで資金流出加速が懸念される新興国の株式にはさすがに手を出せないタイミングだ。

そこで日本株が検討対象となり、急遽、筆者にもレクチャーの依頼が来たわけだ。

スイス銀行出身の後輩たちの要請である。

独立系ゆえの忌憚のない本音が聞きたいと言う。

日本株担当でもなく知日派と接点もない「外国人投資家」たちが如何に多いか、あらためて感じさせられる。

ときたま、この依頼が舞い込むのだが、過去にその後には概ね数か月ほどで「ガイジン投資家の日本株買い」が始まっている。

 

そもそも、彼らに日本株への興味がなければ、わざわざNYまで招かれずはずもない。

北朝鮮リスクが年内という条件つきながら一定の後退が期待できるので、日本株にまとわりついてきたモヤモヤ感が若干晴れつつあるタイミングでもある。

ミスターアベよりミスタークロダのほうに興味があるようで、BOJ=日銀の出口の議論は頻繁に出てくる。

「FRB,ECBに次いでBOJが数か月以内に出口へ動くというが」と切迫感を持って問われると、こちらのほうがビックリする。

それは2019年の話だろう、と答えると意外と言いたげな表情を見せたりする。

それほどに欧米市場では「次は日銀」との先走り観測が根強い。

日本株保有の賞味期限に関わることゆえ、かなり詳細に聞かれる。

彼らの日本株への本気度の裏返しとも読める。

更に、日銀の株ETF保有残高が24兆円ほど、と話すと、「オー、ゴッド」と驚きを隠さない。

話には聞いていたが、そこまで膨らんだか、との反応である。

彼らの感覚では中央銀行の巨額株式保有は禁じ手だ。

24兆円の後始末はどうするのか。株式市場への影響は?など話は尽きない。

筆者は2019年以降に、ステルス・テーパリングの一環として、ミスタークロダから、なんらかの言及があろう、と筆者は答えている。

日本の国内政権スキャンダルについては、トランプ大統領の過去の女性関係が日々大きな話題となっているので、リスク慣れしている。

当方から事の次第を詳細に説明しても、それが日本株保有の阻害要因となるほどの懸念は感じられない。

そこまで心配したら、どこの国の株も買えない、との本音が透ける。

個別銘柄について仔細は書けないが、かなり調べたうえでの質問が多かった。

出番に備える大谷・田中投手らのウォーミングアップの様子をテレビで見るにつけ、いずれ外国人投資家マネーのローテーションが日本株に廻ってくることを実感している。

 

 

そして、今日の旨い物写真は、前回の続き。

魚介類のイタリアン・スープ。イカやムール貝がプリプリ♪

ポルチーニ茸のリゾット。乾燥ポルチーニもこれだけ大ぶりだと存在感あっていいね。

ホワイトアスパラにトロトロ卵を混ぜて食べる一品も良かった。

総じて、米国標準では薄味の上品で自然な味つけ。

 

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