HOME > 豊島逸夫による金市場の解説 > 2018年 > 日銀の変、欧米市場を揺らす

豊島逸夫による金市場の解説

2018年01月10日
日銀の変、欧米市場を揺らす

今日の話は地味で専門的な債券市場の出来事ゆえ、スキップしてもいいよ()

一応、事前知識として、昨日、日銀が実施した国債買い入れオペ(国債買って、市場に資金を供給する市場操作)で、超長期国債(10年から25年超)の買い入れ予定額を200億円ほど減らした。これは、マネー供給を減らすことだから、金融緩和ではなく金融引き締めの匂いがするので、市場は、いよいよ日銀も、FRB,ECBに次いで、量的質的緩和に乗り出すのか、と色めきたった。

 

以下本文

トランプ税制改革、好調米国経済指標にもかかわらず突破できなかった米10年債「2.5%の壁」が、「日銀の変」により、あっさりブレークされた。外為市場の主役も、一夜にして、ECB(欧州中央銀行)からBOJ(日銀)に移った感がある。昨日アジア時間帯で日銀が超長期債買い入れ減額を通知してから、「伝言ゲーム」の如く、欧米市場の末端では「いよいよ日銀も出口戦略に動く」とまで話が膨らんだ。

おりしも外為市場では、ユーロ買い攻勢が対ドルで1.21の大台を突破できず、失望感からユーロ安・ドル高に転じていたタイミングであった。ECB量的緩和縮小の落としどころについて様々な観測が流れるなか、突如、日銀から想定外の動きが出たことで、市場が過剰に反応した感がある。

あらためて、2018年は中央銀行「金融正常化レース」が大きなテーマであることが確認されたともいえよう。マラソンに例えれば、先行独走のFRB,周回遅れでスパートをかけたECB、そして追う日銀もレース参加の気配、とマーケットは受け止めたわけだ。この一位、二位、三位ランナーの間隔差が、ドル・ユーロそしてドル・円レートを直ちに動かす。

円相場には目もくれずユーロ買いに走っていた通貨投機筋も、昨日は日本市場に注目した。

ECB由来のユーロ買いが一服すれば、次のターゲットはBOJ,との認識が透ける。

まだ新年相場も始まったばかりだが、この3日間で、今年の予告編を見せられたようだ。

一位FRBの金融正常化・利上げペースが本当に緩やかなのか。まずは3月FOMCでのパウエル新議長デビューで利上げあるか否か。3月利上げで、円高リスクが若干弱まれば、日銀の出口がより現実味を増して注目されよう。日銀が一位二位との差をつめれば、先行ランナーはピッチを速める可能性も指摘される。

昨年は「不動の一年」を貫いた日銀だけに、今年は米利上げと日銀出口のせめぎ合いが円相場を揺らすことになりそうだ。

そしてドル金利が上昇すれば、金利を生まない金の価格上昇も頭打ちになる。

  • ●本サイト(http://kikinzoku.tr.mufg.jp)は、「純金上場信託(現物国内保管型)」 (愛称:「金の果実」) ・「純プラチナ上場信託(現物国内保管型)」 (愛称:「プラチナの果実」)・ 「純銀上場信託(現物国内保管型)」 (愛称:「銀の果実」) ・「純パラジウム上場信託(現物国内保管型)」 (愛称:「パラジウムの果実」) (以下、4商品を総称して「『金の果実』シリーズ」または総称して「純金/純プラチナ/純銀/純パラジウム上場信託」または「本商品」または「貴金属上場信託」といいます。なお本サイト内においては、個別商品について「純金/純プラチナ/純銀/純パラジウム上場信託」「純金上場信託」「純プラチナ上場信託」「純銀上場信託」「純パラジウム上場信託」「Japan Physical Gold ETF」 「Japan Physical Platinum ETF」 「Japan Physical Silver ETF」「Japan Physical Palladium ETF」 と称する場合があります)に関する情報の提供を目的としており、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。
  • ●「純金上場信託」「純プラチナ上場信託」「純銀上場信託」「純パラジウム上場信託」はそれぞれ別の地金(金・プラチナ・銀・パラジウム)を裏打ちとした個別の商品です。
  • ●本サイトにおける「日本初」とは、日本の金融商品取引所に上場されている商品のうち、日本に貴金属現物が保管されかつ貴金属現物に転換(交換)可能な商品として初めてであることを言います(2014年4月1日現在。三菱UFJ信託銀行調べ)。
  • ●本サイトは、特定の金融商品等の取得・勧誘を目的とするものではありません。
  • ●本サイト掲載の数値・グラフ等は過去の実績・状況であり、将来の市場環境・運用成果等を示唆・保証するものではありません。また、税金・手数料等を考慮しておりませんので、最終的な投資成果を示すものではありません。
  • ●本サイトの内容は作成基準時点のものであり、その以後予告無く変更または廃止される場合があります。また、この資料に掲載されている情報の作成には万全を期していますが、当該情報の完全性を保証するものではありません。
  • ●当社は、本サイトに含まれる情報およびそれを利用したことにより発生するいかなる費用または損害等の一切について責任を負いません。
  • ●本サイトの一切の権利は当社に属しており、目的を問わず、無断複製・転載を禁じます。

【ご注意下さい】

  • ①当社店頭窓口では本商品のお取り扱いはしておりません。本商品は東京証券取引所に上場されている商品であり、当社(店頭窓口およびインターネットバンキング等いずれも)では「申込・売買・現物への転換(交換)」等一切お取扱できません。本商品に係るお取引をご希望の方は、最寄の取扱第一種金融商品取引業者(証券会社)にお申込み下さい。
    なお、貴金属現物への転換(交換)は、小口転換取扱証券会社のみのお取扱となりますのでご注意下さい。
  • ②小口転換取扱証券会社以外の証券会社で本商品を保有されている方で、現物への転換(交換)を希望される方は、小口転換取扱証券会社への口座移管が必要となります。
  • ③貴金属現物から本受益証券への転換(交換)はできません。
  • ④転換(交換)には一定の口数が必要となります。また、銀・パラジウムは大口転換(交換)のみとなります。
  • ⑤転換(交換)には手数料が必要となります。詳しくは、「転換(交換)について」をご参照下さい。

【その他ご留意事項】

  • ●本商品は、預金等や保険契約とは異なり、元本の保証はありません。
  • ●本商品の運用により信託財産に生じた損益は、全て投資家の皆様に帰属します。
  • ●本商品は「預金保険制度」の対象ではありません。
  • ●金融商品取引業者以外の金融機関は、投資者保護基金の対象ではありません。
  • ●本商品は、販売会社がお申込みの取扱を行います。
  • ●本商品の売買を行われるに際しては、予め、お取引先の金融商品取引業者等により交付される契約締結前交付書面等を十分にお読み頂き、商品の性質・取引の仕組み、リスクの存在、手数料、信託報酬等の費用等を十分にご理解いただいた上で、ご自身でご判断下さい。
  • ●本商品は書面による契約の解除(クーリング・オフ)の適用はありません。
  • ●本商品は投資信託ではありません。

【手数料およびリスクについて】

  • ●本サイトに掲載の商品毎に所定の手数料・信託報酬等の費用をご負担いただきます。
  • ●本商品は値動きのある地金等を信託財産としているので、一口あたりの純資産額(取引所開示)は変動します。したがって、投資家の皆様の投資元金が保証されているものではなく、一口あたりの純資産額(取引所開示)下落により損失を被り、投資元金を割り込む事があります。
  • 手数料およびリスクの詳細につきましては必ず目論見書・有価証券届出書(純金上場信託/純プラチナ上場信託/純銀上場信託/純パラジウム上場信託)をご覧下さい。

商号等 : 三菱UFJ信託銀行株式会社 登録金融機関 関東財務局長(登金)第33号
加入している協会の名称 : 日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会


JDR(日本型預託証券)
金ETFの魅力を語る。「金の果実」を保有するメリットは?