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豊島逸夫による金市場の解説

2017年04月19日
英国テレサ・メイ首相のビックリ決断

いや、驚きました。英国でも誰もが考えてもいなかったこと。

勿論、市場にはビッグ・サプライズ。

下院解散総選挙をあっさり心に決めて、緊急記者会見で発表してしまうのだから。

なんでも、イースター休暇中にウェールズで散歩しながら決めたのだそうな。

日本では考えられないよね。

日本で解散総選挙いったら、党内根回しとか大変じゃない。

そういう意味では、さすがメイ首相。潔くてかっこいい(笑)

 

 

勿論、勝算あってのこと。保守党支持率44%。まず、地滑り的勝利が見込まれる。

とはいえ、なにが起きるか分からないのも選挙の常。

メイ首相の腹づもりは、これからEUとタフな離婚条件交渉せねばならない。

何か決めるたびに、残留派から、あれやこれや言われていたのでは、やってられない。

ここでビシッと「民意」を問うて、交渉に臨む。これなら、反対派もぐうの音もでまい。

とはいえ、これが刺激になって、野党労働党が、まとまり、まともな党首が反対勢力として足場を築くシナリオだってありうること。

まだ、ロンドン中心に、EU残留は無理にしても、なんとか、単一市場へのアクセス、つまり、これまでどおりEUと自由貿易は続けたいとの思いを強く抱く有権者は多い。

EUへの市場アクセスも移民も全て拒むハード・ブレクジットは避けたいところだろう。

当然、EUは、そんないいとこどりは、させない強い姿勢だ。

見せしめ的にも、EUから離脱すると、こんなひどいことになる、と懲らしめたい。

 

 

さて、メイ首相のこの賭け。うまくゆくかな。

彼女のシナリオ通りになれば、不安・不透明を嫌う市場は安堵してリスクオンになろう。

これは金には売り材料となる。

逆に、国内が離脱条件でもめると、リスクオフになり、金には買い材料となろう。

6月に新たな材料が勃発した。

 

 

なお、明日20日木曜日、BSジャパン「日経プラス10」に生出演して、北朝鮮とか英国・フランス・米利上げなど、市場変動要因総点検。

10時半くらいからスタジオ生出演。

その後、11時からのワールドビジネスサテライトにはビデオ収録で出演。

こちらは有事の金がテーマ。

テレビ出演も重なるときは重なるもんだね。

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