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豊島逸夫による金市場の解説

2014年10月06日
金1200ドル割れ、プラチナも1200ドル接近

商品市場は金曜の雇用統計後、米国利上げ=ドル高を織り込みつつ、原油は90ドル割れ、金は1200ドルの大台割れを演じた。

中東・ウクライナ・エボラ熱の地政学的リスクは原油供給不安、有事の金買いを連想させるが、市場最前線では、モニター画面に映るドル高がより強く意識される。

更に、欧州・中国経済減速による需要減が、原油・金ともに下値サポートを弱めている。

今後の下値の目途は、生産コスト。金は世界平均で1205ドルなので、そろそろ採算割れの鉱山が増える。

シェールオイルの生産コストは75ドルから85ドルのレンジで見方が割れるが、こちらもそろそろ採算分岐点が視野に入る。

今朝、台風接近の時点で金は1180ドル台、プラチナは1210ドル台(!!)、パラジウムは750ドル台。

特にプラチナの下げがきつい。

ここまでの下げは想定外だった。

それほどに欧州経済デフレ懸念が悪化しているということで需要減退予測で下げている。

(プラチナは自動車排気ガス清浄化触媒の需要が多いが、特にディーゼル車に使われる。そのディーゼル車は欧州に多い。)

南アからストライキのニュースもない今は安値で買い時と思うので、買い下がりの覚悟で買い始めています。

いずれ南アから政情不安の報道があり、上昇したときに売る胸算用。

金は長期保有で、さすがに円安といっても円建てでもジリジリ下がってきたから、底値圏。

ここでも私は買い始めました!

ただし、こちらは長期保有の買い増し。かりに1150ドルまで下がったとしても、そのときの円相場はおそらく115円近くになっているでしょう。

我々プロでも底値はなかなか拾えません。

10割は狙わず、7割で良しとします。長期保有前提ゆえ、底値圏をコツコツ拾ってゆきます。

 

 

次に、外為市場では、再びドル買いに火がついた。

ドルインデックスは2日の85.7台から一気に86の大台を突破。86.7台まで急騰して新高値をつけている。

更に3日に発表されたIMM通貨投機ポジション(930日時点)によれば、ドル買いの内訳にも変化が見られる。

比較のために前回の本欄で示した923日までのポジション・グラフを再掲する。

この1週間で、まず、対ドルのユーロ売りポジションは141,965件から137,525件に減少した。

一方、対ドルの円売りポジションは105,422件から120,878件に増加した。

更に、対ドルで、豪ドル、カナダドル、メキシコペソが「買い越し」から「売り越し」に転じた。

以上をまとめると、ドル買いの反対取引で売られる通貨がユーロ・円に加え、豪ドル・カナダドル・メキシコペソに拡大してきた。

ポンドを除く主要通貨に対し、ドル全面高の様相だ。

その内訳を見れば、引き続き、ユーロ売りと円売りが圧倒的であるが、円売りの勢いのほうが増している。

なお、雇用統計で再び円売りモメンタムが強まっているので、来週発表のIMMポジションでも、同様の傾向が継続しそうだ。

 

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